2011年9月20日(火)「しんぶん赤旗」

三重大雨被害

“泥まみれ家具搬出助かる”

紀宝町 共産党などボランティア


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(写真)軽トラックの荷台に、水に浸かった家財などを積み込む党ボランティア=18日、三重県紀宝町

 三重県の日本共産党は、台風12号による大雨で1000を超える世帯が被害を受けた紀宝町に県自治労連などと共同でボランティアセンターを設置し、家具の運び出しなどに連日取り組んでいます。同町は和歌山県と接する熊野川、支流の相野谷(おのだに)川が氾濫し、1人が死亡、1人が行方不明。約160人が避難所生活を送っています。

 大雨から2週間たった18日、道路や畑の脇に大量の家財道具が積みあがっていました。

 この日、県内3町の党町議も含め全県から18人が集まり、原章三町議の案内で軽トラック4台を使って泥まみれの家具などを積み出しました。

 「外に出してある物、持っていくで」と原町議が声をかけたのは近所に住む男性(26)。2階建て家屋の1階天井まで水に浸かり、家にあるほとんどの物と乗用車が使えなくなりました。「自分で集積所に運べない。役場に回収をお願いしても、人手が足りなくていつになるか分かりませんでした。本当に助かります」

 泥水を吸った寝具や畳は、カビが生えて異臭を放ちます。軽トラック20杯分の家財を運び出すとようやく地面があらわになりました。

 同センターでは引き続きボランティアの協力と軽トラックの提供を呼びかけています。(日恵野香)





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