2011年9月15日(木)「しんぶん赤旗」

政府は復興の責任明確に

CS番組で穀田氏 震災・原発事故の対応指摘


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は11日のCSテレビ「朝日ニュースター」の番組「震災を超克(ちょうこく)せよ! 復興、原発…4時間討論」に出演し、民主、自民、みんな各党の議員、評論家らと東日本大震災、福島原発事故の対応について議論を交わしました。

 司会で評論家の宮崎哲弥氏から、復旧・復興の遅れについて問われ、穀田氏は「政局」を原因の一つと指摘。同時に「生活と生業(なりわい)再建にどのくらいの責任を持つか、政府が明確なメッセージを出すべきだ」と述べました。破壊された漁港と1万9千隻以上もなくなった漁業・水産業の一体的復旧こそがカギで、高齢化や過疎化が進む被災地の実情を踏まえた対策を強調しました。

 民主党の大塚耕平参院議員は、予算の遅れへの批判は受ける姿勢をみせつつも、「現地の対応に極端な遅れは出ていない」と表明。自民党の林芳正政調会長代理は「菅首相に問題があった」としました。

 原発・エネルギー政策の討論では、他の出演者が「減原発」(自民・林氏)、「選択的再稼働」(民主・大塚氏)など、引き続き原発に頼る姿勢を示したのに対し、穀田氏は「原発からの撤退」を求めました。

 停止中の原発再稼働について穀田氏は「最低限、『なぜ安全なのか』の答えを出してもらう必要がある」と主張しました。





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