2011年9月14日(水)「しんぶん赤旗」
台風被害の緊急支援を
山下議員が政府要請
日本共産党の山下芳生参院議員は13日、台風12号で甚大な被害を受けた和歌山県の災害復旧や被災者支援などについて、緊急に対応するよう政府に要請しました。
山下氏は、同県田辺市、新宮市、那智勝浦町での現地調査をふまえ、住民や自治体関係者からの要望も伝えました。
要請では、熊野川南岸の新宮市相筋地区で約450世帯中8割が床上浸水した地域から、排水ポンプや壊れた堤防の復旧工事は、住民の要望をふまえるべきだとの声があがっていることを紹介。衣類、生活用品が水に漬かり使えなくなっている実態を示し、生活必需品の速やかな支援を求めました。
また山下氏は、那智勝浦の寺本真一町長から「旅館やホテルの空き部屋を避難所や仮設住宅として活用したい」との要望があがっていることをあげ、災害救助法の積極的な運用を、国からも自治体へ指示するよう求めました。