2011年9月13日(火)「しんぶん赤旗」

収穫目前の豆やられた

紙議員 音更町で大雨被害調査

北海道


写真

(写真)インゲン豆の状態を見る紙議員(右から4人目)=12日、北海道音更町

かんがい排水を寺山町長が要望

 日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は12日、台風12号などの影響で農業被害が発生した北海道音更(おとふけ)町に調査に入りました。同町がある十勝平野は北海道一の畑作地帯です。

 1日から降り始めた雨は7日まで続き、音更町駒場で151・5ミリを観測したほか、同町を流れる音更川上流の上士幌町ぬかびら源泉郷では、9月の1カ月最高の降水量に迫る432・5ミリを記録。音更川の堤防が一部流失しました。

 調査で紙議員は、相次いで農家を訪ね、激励しました。

 男性(59)は、2・8ヘクタールでインゲン豆の金時豆を栽培しています。長雨の影響で色づきが悪くなり、規格外になる見込みです。「減収だよね」と力なく笑う男性。収穫は目前でした。

 音更町農協で状況を尋ねた紙議員に対し、大塚宏明組合長は「インゲン類の農家の手取りは、5分の1くらいになるかもしれない」と明らかにしました。

 音更町の寺山憲二町長は「ゲリラ豪雨」が増加する中で、国に対し、かんがい排水事業の実施を求めました。

 紙議員は「(東日本大震災の)復興のためにも、力のある地域で生産を上げられるようにする必要がある」と応じました。

 山川秀正、守屋いつ子、大浦正志の各町議らも同行しました。





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