2011年9月13日(火)「しんぶん赤旗」

台風被害

堤防強化など要望次々

山下議員 和歌山の被災地調査


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(写真)住民から状況を聞く山下議員(右から2人目)=11日、和歌山県新宮市

那智勝浦町長が広がる被害報告

 日本共産党の山下よしき参院議員は11、12の両日、和歌山県の新宮市と那智勝浦町に台風12号被害の調査に入りました。雑賀光夫、奥村規子両県議、杉原弘規新宮市議、田中幸子那智勝浦町議が同行しました。

 自宅が全壊、長女を亡くし妻が行方不明の寺本真一・那智勝浦町長は「死者は確認で22人、行方不明も同数程度と思われるが、連絡がとれない人との照合がしきれていない」など時間とともに広がる被害状況を報告。山下議員は、亡くなった方々に哀悼の意を表し、町長から要望のあった河床や堤防、道路対策、ホテル空き部屋を避難所に使う問題などを「すぐに明日(13日)国の担当局と検討する」と約束しました。

 2人が亡くなり1人が行方不明の新宮市相賀(おうが)地区で男性(82)は「屋根の上まで水につかった。住む所がない」と途方にくれていました。山下議員は被災者への支援法を説明し「被害に制度を合わせるのが私たちの仕事」だと激励しました。

 同市相筋地区で女性(80)は「夫が寝たきりなので避難せず2階にいた。窓から見ると堤防が削られ今にも決壊しそうだった」と恐怖を語りました。山下議員は同地区住民から強い要望のあった堤防強化、山崩れ対策、排水ポンプ設置の実現に力を尽くすと表明しました。





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