2011年9月10日(土)「しんぶん赤旗」
“フォークリフト助かる”
宮城・石巻 漁師グループに党都委が贈呈
日本共産党東京都委員会は9日、宮城県石巻市小渕(おぶち)浜でワカメやカキの養殖を営む漁師グループにフォークリフト1台を贈りました。同市の党震災・救援センターの呼びかけを受け、都委員会と党後援会が7月から募金活動に取り組んで実現したものです。
きっかけは、グループの一人から「小渕浜に震災前は100台ほどあったフォークリフトが津波で流され10台ほどに減り、困っている」と、同センターに寄せられた相談です。
震災後、小渕浜の港は地盤沈下による冠水で養殖用資材の保管ができない状態に。アンカーと呼ばれる1本約50キログラムのワカメ養殖用のおもりやロープを高台から港まで運ばなければなりません。漁師らは「手で運んでいたら、重くて体を悪くする」と訴えていました。
漁師グループは「フォークリフトがないと仕事にならない。とても助かります。復興に向けてはずみになる」と話しました。
「10月のワカメの種付けにリフトが間に合ってよかった。しかしまだリフトの数は足らず、支援が必要です」と三浦一敏・同センター本部長は話します。
贈呈には、三浦本部長、鈴木実・同センター事務局長と、志摩和寿・都常任委員が立ち会いました。