2011年9月8日(木)「しんぶん赤旗」

臨時国会 予算委開催は必要

与野党国対会談 穀田氏が主張


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(写真)与野党国対委員長会談。左は穀田恵二国会対策委員長=7日、国会内

 与野党の国対委員長は7日、臨時国会のもち方をめぐって国会内で会談しました。民主党の平野博文国対委員長は「国連総会前に国民の前に(新内閣の基本的)考えを明らかにする必要がある」と述べ、臨時国会を13日から4日間だけ開き、野田佳彦首相の所信表明演説と衆参両院本会議での各党代表質問を行って閉じる考えを示しました。

 これに対し、日本共産党の穀田恵二国対委員長は「首相が交代したのは民主党の事情だ。体制ができたばかりなどと言って、予算委員会での質疑を先送りするのは許されない。東日本大震災の復興や原発事故、経済対策など課題は山積しており、これらに対する新内閣の基本的姿勢を国民の前にきちんと示し、ただす必要がある」と主張。「各大臣は新聞やテレビなどでいろいろ発言している。国会でこそ所信を明らかにし、しっかり議論すべきだ。衆参の予算委員会はもとより各委員会も開くべきだ」と求めました。

 野党各党も、代表質問だけで終わらせるのではなく、予算委員会を開くべきだと主張しました。

 平野氏は「準備を整えないと、不完全な状況ではできない」としながらも「首相や幹事長とも相談して、明日考えを示したい」と答えました。





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