2011年9月7日(水)「しんぶん赤旗」
大阪・「教育」「職員」両基本条例案
絶対に止めよう
公教育を破壊 府民集会開く
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橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」が府議会(20日開会)などに「教育基本条例案」「職員基本条例案」の提出を狙う中、「政治の介入による公教育破壊と、ものいわぬ府民・職員づくりは許さない」と両条例案に反対する府民集会が6日、大阪市で開かれました。
用意した資料1000部がなくなりロビーにも人があふれる超満員となり、条例案提出、成立阻止へ、共同とたたかいを大きく広げていこうとの熱気があふれました。
堀尾輝久東京大学名誉教授・元日本教育学会会長が講演し、条例案の危険性を指摘しました。
武村二三夫大阪弁護士会憲法問題特別委員会委員長ら3氏が連帯あいさつ。武村氏は「教育委員会制度を否定し、ものいえぬ職場、社会に大阪を変えようとしている。集会を知事の暴走を止める一歩に」と語りました。
3児の母親、府立高校教諭、教師をめざす大学生、小中学校の管理職組合の元会長、府職労・大教組の代表が発言。「条例案を許さないたたかいに全力をあげる」など決意表明に、掛け声や拍手がわきあがりました。
日本共産党の朽原亮府議が報告しました。
寝屋川市から参加した女性の小学校教師は「これだけの人が集まった熱気と、条例案のねらいがよくわかり、なんとしても止めねばならないという気持ちになりました」と語っていました。
集会は、子どもと教育・文化を守る府民会議、憲法改悪阻止各界連絡会議、民主法律協会、大阪労連など教育や法曹、労働関係8団体がよびかけました。