2011年9月6日(火)「しんぶん赤旗」
泊原発 「道民に情報十分に」
札幌上田市長と紙議員ら懇談
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日本共産党の紙智子参院議員と札幌市議団、北海道委員会は5日、北海道電力・泊原発をめぐる問題で、上田文雄市長と懇談しました。北電が、道民に十分な情報提供を行う必要性などで一致しました。
紙議員は冒頭、党の原発撤退提言や不破哲三・社研所長の原発パンフなどを手渡し、同原発でのプルサーマル計画の「凍結」などを求めている上田市長の姿勢を、「心強く思っている」とのべました。
上田市長は先に北電と話しあったことを紹介。北電が、福島第1原発は沸騰水型で加圧水型の泊原発と構造が違うことを強調したのに対し、上田市長が「事故は起こらないということか」と問うと、「そうではない」と返答したとのべ、道民への情報提供をすべきだと強調しました。
紙議員は「賛成」だと応じ、北電は「発電総量と消費総量を明らかにすべき」だと語りました。
上田市長は、重大事故のリスクがある原発について、「危ないものは、民主主義でやらないといけない」と重ねて情報公開の重要性を指摘し、「一緒に頑張りましょう」とのべました。
懇談には、井上ひさ子、宮川潤、坂本恭子の各市議、畠山和也道副委員長らが同席しました。