2011年9月5日(月)「しんぶん赤旗」
台風12号豪雨被害
共産党 救援に全力 和歌山
台風12号は和歌山県に大きな被害をもたらしました。日本共産党は、地方議員を先頭に状況把握と救援活動に全力をあげています。
道路が寸断され孤立状態の田辺市中辺路で川崎五一市議は4日、中辺路行政局に詰め、対応に追われています。「滝尻地区では山が崩れ川をふさぎ天然のダム湖ができている。住民は停電でテレビが映らず情報が届かないと不安を訴えている。携帯電話も基地局への電源供給がうまくいかずいつまで使えるかわからない」と話しました。
新宮市の杉原弘規市議は3日夜、同市相筋の実家で、水かさが増すなか一睡もせず夜を明かしました。水が引いたところで同地区を回り、状況を確認。「水につかった家はどこもむちゃくちゃになっていた」とのべました。
高田由一県議は4日、白浜町で富田川流域を調査。住民から「これまで経験したことのない水害だ」という声が寄せられ、県事務所に孤立集落の対策を要請しました。
松阪英樹県議は4日、有田川町清水を回り住民の要望を役場に伝えました。松阪県議は「支流入り口で決壊し重機が入れない。国道、県道も寸断。復旧に時間がかかる」とのべ、全力をあげる決意を語りました。