2011年9月1日(木)「しんぶん赤旗」

安全こそサービス

日航本社前で訴え

原職復帰へ原告ら


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(写真)日航本社にむけて不当解雇の撤回を求めて唱和する原告、支援者ら=31日、東京都内

 日本航空による不当解雇の撤回と原職復帰を求める裁判をたたかっている原告(パイロット原告団・山口宏弥団長、客室乗務員原告団・内田妙子団長)と支援者らが31日、都内の日航本社前で宣伝行動を実施しました。

 裁判経過を報告した滝沢香弁護士は、30日に稲盛和夫日航会長が証人として尋問を受けることが決定したと報告。2月の講演で稲盛氏が「(解雇した)160人を残すことは不可能ではない」と語ったことや、「利益なくして安全なし」と発言していることを批判し、「安全第一で、労働者の権利が守られる職場こそ必要だ」と強調しました。

 原告らがマイクを握り、「世界一のサービスは安全だ。それは、モノのいえる明るい職場にねざしている」「日航の再生にとって必要なことは、人間を大切にすることだ。間違いを認められないと会社の再生はない」と訴えました。

 内田団長と国民支援共闘会議の代表が、日航に対し、都労委が8月3日に企業再生支援機構による不当労働行為を認定し、救済命令を出したことに日航が従わず、地裁に提訴しようとしている方針の撤回、解雇撤回、原職復帰を求める要求書を提出しました。





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