2011年8月31日(水)「しんぶん赤旗」

「民自公翼賛体制」に立ち向かう

志位委員長が表明


 民主党の野田佳彦代表が30日、菅内閣の総辞職を受けて開かれた衆参両院本会議で首相に選出されました。これを受け、日本共産党の志位和夫委員長は同日、国会内で記者会見し、次のように述べました。


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=30日、国会内

 一、昨日、今度の体制は、民主党が、自民、公明両党との大連立の道を選んだ体制だといいましたが、昨日から今日までの動きをみても、結局、自民、公明にすりより、連携を求め、大連立をこいねがうという方向で民主党政権の延命をはかるという姿勢がはっきり示されてきたと思います。

 一、消費税の増税、原発の推進、米軍普天間基地の辺野古「移設」、こういう古い自民党政治をすすめるという点で「民自公の翼賛体制」ともいうべきものが、いまつくられつつあります。

 しかし、この流れは、「自民党政治を変えてほしい」という思いを「政権交代」に託した国民の願いを真っ向から裏切ることになるということをはっきりいっておきたい。

 一、わが党としては、いまの震災復興、原発問題などでの被災者の方々の緊急の切実な要求を実現するために大いに積極的な提言をしつつ、「民自公翼賛体制」の流れと正面から対決して古い政治の枠組みを大本から変える仕事にとりくみたい。そのための国会論戦と国民運動に大いに力を尽くしたい。





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