2011年8月30日(火)「しんぶん赤旗」
上関原発阻止へ集会
山口、100万人署名を達成
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中国電力が原発建設計画をすすめている山口県上関(かみのせき)町で28日、「8・28さようなら上関原発全国集会」が開かれ、全国から1250人が参加し、上関原発建設を中止させるまでたたかう意思を固めました。
全国集会は、「原発に反対する上関町民の会」や「上関原発を建てさせない祝島島民の会」など原発建設に反対している4団体が主催したものです。
集会では「祝島島民の会」の山戸貞夫代表が建設中止を求める100万人署名が目標を達成したことを報告。「福島第1原発の事故以来、建設工事はストップしているが、再開の動きがあるかもしれない、安心はできない。われわれの運動の原点は、ふるさとを捨てるような事態にならないために建設中止を求めてきたことにある。住民の生活を守るために力を緩めることなく反対運動を続けていこう」とあいさつしました。
「長島の自然を守る会」の高島美登里代表は、「原発予定地周辺には希少な生物が生育しており、世界で注目されている。何としても、この豊かな自然を守るために原発をつくらせてはならない」と訴えました。また、被災地の福島県南相馬市から現地の状況が報告されました。
集会後参加者は、「原発反対」を訴え、町内をデモ行進しました。