2011年8月26日(金)「しんぶん赤旗」
衆院比例定数 削るな
自由法曹団が国会要請行動
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自由法曹団(菊池紘団長)は25日、衆院の比例定数削減に反対し、民意を正確に反映する選挙制度を求める国会要請を行いました。
同団は、国民の声が正確に届く国会や選挙制度のあり方を具体的に提起した意見書を作成したばかり。選挙制度協議に関わる国会議員にこの意見書を届け、比例定数削減をやめ、制度改革では国民の意見を聞きつつ慎重な議論を行うよう要請しました。
衆院第1議員会館内で開かれた要請前の集会で、自由法曹団の菊池団長は「選挙制度のあり方についての理論的・政治的な解明が今一番必要な時期。国会議員一人ひとりに意見書を届け、考えてもらうのが大事だ」とあいさつしました。同団衆院比例定数削減阻止対策本部の山口真美(なおみ)事務局長が意見書の要点について説明しました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員が集会に出席し、「民意を削ることと比例定数削減は一体。これが大連立の動きのなかで一層加速しかねない状況です。(定数削減)法案を提出させないよう力をあわせて頑張りたい」と述べました。