2011年8月24日(水)「しんぶん赤旗」
地盤復旧ぜひ
塩川議員 従来の枠超えて
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日本共産党の塩川鉄也議員は23日の衆院災害対策特別委員会で、大震災による宅地地盤被害が過去最大規模の被害となっているとして、従来の枠を超えた支援策を求めました。
塩川氏は、仙台市、福島県いわき市、茨城県東海村、栃木県那須烏山市の実態調査を紹介しながら、被害状況について質問。国交省は、液状化による宅地被害件数は2万2952件、液状化以外の宅地被害件数は5467件に及ぶことを明らかにしました。(表)
塩川氏は「今までにない災害だからこそ、今までにない支援策が必要だ」と強調しました。平野達男防災担当相は「できるだけ支援をお願いしたいという強い要望を受けている。国交省で検討されている」と答えました。
塩川氏は、新潟県中越地震でがけ崩れ対策事業などの要件を緩和した特例措置で住民を支援した例をあげ、「実績のある特例措置をなぜやっていないのか」と追及。市村浩一郎国交省政務官は「一刻もはやく復旧・復興に資するような対策を打ち出してまいりたい」と答弁しました。
また同委員会では、災害弔慰金や被災者生活再建支援金、義援金の差し押さえを禁止する法案が全会一致で可決され、その後本会議で可決されました。
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