2011年8月14日(日)「しんぶん赤旗」

JCJ賞贈賞式と集い

受賞者ら決意


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(写真)JCJ賞の贈賞式であいさつをする伊東達也氏。左端は早川篤雄氏=13日、日本プレスセンター

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)の「市民とジャーナリストの集い」が13日、東京都内で開かれ、今年度のJCJ賞の贈賞式が行われました。

 原発の危険性について警鐘を鳴らし続けた活動が評価されてJCJ特別賞を受賞した「原発問題住民運動全国連絡センター」の伊東達也筆頭代表委員と「原発の安全性を求める福島県連絡会」の早川篤雄代表ら受賞者があいさつしました。

 同連絡会は、約40年間にわたる福島原発の住民運動のなかで、地震・津波の危険性とともに、労働者の被ばくの問題、防災計画の不備などを指摘し、政府や東京電力に抜本対策を求めてきました。早川さんは「『おまえさんらがいろいろ騒いでいたが、何事もなかったではないか』と言われて終わることが私たちの使命だが、私たちの訴えが無視されて今回の結果になった。言葉に表しようのない無念さを感じる」と述べました。

 伊東さんは、「過酷事故は、日本の災害史上、最悪の苦難を国民にもたらしている。国策がもたらした苦しみ、悩み、怒りを共有して、草の根の運動に今後も尽くしたい」と決意を語りました。

 集いでは、フォトジャーナリストの広河隆一さんが「フクシマ元年 ジャーナリズムの責任」と題して記念講演。原発報道のあり方を問いました。





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