2011年8月13日(土)「しんぶん赤旗」

がれき処理法が成立

修正の上 参院本会議で全会一致


 東日本大震災で発生した大量のがれきの処理を国の責任で行う特別措置法が12日、参議院本会議で全会一致で可決し、成立しました。

 同法は、がれき処理を「喫緊の課題」と位置づけ、国の責務を明記しました。処理費用については国庫負担率を平均95%(現在同86・5%)へ引き上げ、地方負担分は交付税で措置するため実質的にゼロとなります。

 また、処理作業に従事する労働者に対する適正な賃金確保などにかんする統一的な指針を策定することも盛り込まれました。

 これらは、全会派が参加した修正協議が行われ、実現したもの。修正協議は、日本共産党の高橋ちづ子議員が全会派で行うことを要求し、実現しました。

 同法では、海のがれきについても早期に処理するよう定めています。自治体への概算払いについては委員会決議で「速やかな事務処理の下、迅速に支払う」と政府に強く求めています。





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