2011年8月11日(木)「しんぶん赤旗」
自公の原発事故調査委提案
佐々木議員 慎重に検討を
衆院議運委
衆院議院運営委員会は10日の理事会で、自民、公明両党などが提出した、福島原発事故調査委員会を国会に設置する法案について協議しました。同法案は国会議員30人からなる両院合同特別調査委員会を設置し、有識者による事故調査委員会の報告を受けて、事故防止対策を議論する内容です。
日本共産党の佐々木憲昭議員は、第三者機関の必要性は理解するが、二院制のもとで両院合同で調査会を設置することにそもそも無理があると述べました。さらに、少数会派に委員配分がないことは極めて重大であり、他の委員会との関係をどうするのか、調査委員会は中立・公正な人事が確保できるのかなどさまざまな問題があると指摘。過去に社会保障の両院協議会がとん挫した経過にもふれ、慎重な検討が必要だと強調しました。
民主党はこれから議論をはじめるところだと表明しました。
川端達夫委員長は、いろいろな議論があり、衆参にわたるものなので、引き続き協議していくことにするとまとめました。