2011年8月7日(日)「しんぶん赤旗」

小池氏あいさつ 「人間と共存しない」

東京 8・6原発やめろデモ


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(写真)原発からの撤退を訴えるデモ参加者ら=6日、東京・JR新橋駅前

 原発からの撤退を求める「8・6原発やめろデモ」(同実行委員会主催)が6日、東京都内で行われました。参加者らは仮装し、「NO! NUKES(核はいらない)」などと書かれたプラカードを掲げたり、打楽器を打ち鳴らしたりして東京電力本店前や銀座などの繁華街を練り歩き、通行人に向かってアピールしました。

 デモに先立ち日比谷公園で開かれた集会で、原子力資料情報室の澤井正子さんは「福島第1原発の各原子炉には、年間で広島に投下された原爆千発分の死の灰が入っています。原発はもうやめましょう」とのべました。

 社会学者の小熊英二さんは、福島第1原発事故により福島県民の健康診断や放射能除染、農産物の補償などに何十兆円もの費用がかかると指摘。「こんなにコストがかかり、安全も確立しない技術はもう古い」と、原発からの撤退を呼びかけました。

 アイドルグループの制服向上委員会のメンバーが「原発の問題は私たちの未来にかかわること」と語り、「ダッ! ダッ! 脱・原発の歌」などを披露しました。

 三鷹市から参加したフリーターの女性(25)は「事故が起きるまで原発のことは考えたことがありませんでした。原発は早くなくしたほうがいい。今日は若い人が多くて、みんなちゃんと考えてるんだなと思いました」と話しました。

 夜8時にはJR新橋駅前で集会が開かれ、日本共産党の小池晃政策委員長があいさつ。「原発は人間とは共存しません。原発のない日本を、力を合わせてつくりましょう」と呼びかけました。





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