2011年8月1日(月)「しんぶん赤旗」
米軍ヘリパッド建設は許さない
会場いっぱいの怒り
沖縄・東村高江
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沖縄県東村高江で、米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)の建設に反対している住民らが31日、「ヘリパッド=オスプレイは許さない」と集会を開きました。緊急の呼びかけにもかかわらず、会場の高江区公民館は、住民や県外内からの支援者であふれました。
経過報告した「ヘリパッドいらない住民の会」の高橋昌弘事務局長は「県知事も県議会もオスプレイ配備反対を表明しています」と全県的な反対の広がりを強調。地元の伊佐真次氏は「工事再開を公言する沖縄防衛局に1カ月以上も許していません」と広範な支援に感謝し、「工事断念まで頑張りましょう」と訴えました。
建設予定地(N4B)前で24時間座り込みを続ける沖縄統一連の山田義勝事務局長は、全国で2万5000人以上の反対署名を集め、東村全戸にパンフレットを配布したことを紹介。ヘリ基地反対協や高江訴訟弁護団など多くの団体や政党が建設を許さない決意を語りました。
参加者には若い夫婦やグループの姿が目立ちました。台湾と日本の若手研究者グループからは「台湾には米軍基地はない」(24歳女性)、「お金より自然を大事にするのはすごい」(24歳男性)、「たくさんの人が協力しているのに驚いた」(21歳女性)などの声も。
オスプレイ事故率のごまかしを具体的に紹介した赤嶺政賢衆院議員はじめ日本共産党からは前田政明県議ら多数が参加しました。
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