2011年8月1日(月)「しんぶん赤旗」

豪雨災害

「売り物全てダメ」

福島 高橋議員調査に店主


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(写真)たんす店で話を聞く高橋議員(右端)=31日、福島県柳津町

 3日間にわたる集中豪雨で大きな被害が出た福島県会津地方に31日、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が現地調査に入り、被災者を見舞いました。

 集中豪雨により冠水などの被害を受けた柳津町。土産店などが軒を連ねる町の中心部で住民総出で泥出しや清掃に追われていました。

 表に家具が高く積まれたたんす店の店主は高橋議員に「売り物のたんすはもうすべてダメだ」といいます。「7年前のときはここまで水はあがらなかったが、冠水は(発電用の)ダムができてからだ。20年前も、34年前のときもそうだ」と激しい口調で訴えました。

 高橋議員は、国土交通省阿賀川河川事務所や柳津町役場、会津地方災害対策本部も訪れ、24時間体制で情報収集や対策にあたる公務労働者をねぎらいました。

 災害対策本部では、高橋議員が「(被災者支援、復旧へ)特例措置を受けられるようにしたいと思っています」と話すと、「被災地は高齢化・少子化が激しく、財政基盤も薄いので、ぜひよろしくお願いします」と託されました。

 柳津町では、行政が避難勧告でなく避難指示を早期に出したことで、速やかに避難が行われ、繰り返される集中豪雨の教訓が生かされていることが語られました。





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