2011年7月29日(金)「しんぶん赤旗」
復興言うなら最賃上げよ
労働者ら決起
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住民本位の被災地の復興や最低賃金の引き上げなど国民要求の実現をめざす中央行動が28日、東京・霞が関で取り組まれました。全労連や国民春闘共闘、国民大運動実行委員会などの主催。被災3県など全国から約1500人が参加し、国会議員や政府への要請、銀座パレードなどで「震災を口実に雇用と暮らしを破壊するな」と訴えました。
「生活できない賃金では復興につながらない」。正午すぎに開かれた総決起集会の壇上で、全労連・全国一般の代表が最低賃金の低さを告発しました。中央の審議会が示した被災3県の引き上げ目安は1円。「被災者の生活再建には何よりも最低賃金の大幅な引き上げが必要だ」と訴えました。
全労連の大黒作治議長が「国民要求実現に向けて粘り強くたたかおう」と訴え、日本共産党の山下芳生参院議員があいさつしました。
岩手自治労連・大船渡市職労の男性(34)は「職員は家族や自宅を流されながらも、市民のために懸命に働きました。一日も早い復興に向け頑張りたい」と話していました。
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