2011年7月28日(木)「しんぶん赤旗」
ソニー仙台の労働者解雇問題
厚労相、労働局に対応指示
山下・高橋議員が要請
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ソニーが、被災地の仙台工場で期間社員150人を雇い止めしようとしている問題で、日本共産党の山下芳生参院議員は27日、細川律夫厚生労働相に対し、「7月末での雇い止めは行わず、労使間で話し合いが継続できるようにソニーを指導すべきだ」と緊急要請しました。
細川厚労相は、「もう一度、現地の労働局できちんと対応した方がよい」として、すぐに「労働基準局長に指示した」との連絡が、大臣秘書官を通じて山下氏にありました。
山下氏はその後、高橋ちづ子衆院議員とともに国会内で、厚労省労働基準局監督課の担当者に対し、あくまでソニーが雇い止め計画を強行しようとしていることを指摘。この問題をとりあげた22日の山下氏の質問に菅直人首相が、「事情を関係者に聞く」と答えており、細川厚労相も日本経団連に雇用維持を要請していることをあげ、ソニーに対して働きかけるよう求めました。
労働基準局の担当者は、「十分な話し合いについては、すぐに対応するようにしたい」と話しました。