2011年7月27日(水)「しんぶん赤旗」

宮城・石巻 仮設住宅の玄関公費で網戸設置

党市議団要望に回答


 宮城県石巻市議会の東日本大震災対策特別委員会(20日)で、応急仮設住宅の玄関に網戸がない問題について、災害救助法にもとづき全額公費負担で設置が可能であると市に対し、県が回答したことが明らかになりました。玄関網戸の設置は、被災者の要望を受け日本共産党市議団が求めていたもの。党県議団も県に要望していました。

 応急仮設住宅は規格が全県的に統一されていて、窓には網戸が設置されていますが玄関にはついてません。被災者から、暑いので玄関を開けたいがハエやアリなどの虫が入ってくるため網戸を設置してほしいとの要望が多く寄せられていました。

 県は、玄関網戸設置費用が災害救助法にもとづく国庫補助の対象になることを厚生労働省に確認し、各市町村に連絡を行ったとしています。石巻市以外の市町村も対象になるといいます。

 本紙の取材に対し厚労省の担当者は、「今までハエなどの問題は想定されていなかったが、状況をふまえ、県からの相談を受けて対象となることになった」と話しています。

 仮設住宅の網戸設置を取りあげてきた水沢ふじえ党市議は、「網戸設置は寄せられる要望の中でも共通するものでした。入居者の方に網戸設置が可能になったことをお知らせしたところ、大変喜ばれています。今後は早期設置を求めたい」と話しています。





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