2011年7月26日(火)「しんぶん赤旗」

きょうの潮流


 「この一紙がなければ一日が始まりません。喜びや悲しみを全てつめこんで、社会の前進のために真実を追求する『赤旗』を多くの人に読んでいただきたいと思っています」▼先日、愛知県の日本共産党知多地区委員会が主催した講演会で話をする機会がありました。テーマは東日本大震災・原発事故報道を中心とした「『しんぶん赤旗』の魅力と役割」。しゃべりは得意ではありません。でも、被災地の現状や「赤旗」の役割を知ってもらいたくて出向きました▼冒頭の感想文は、そのとき参加した女性が寄せてくれたものです。女性は、震災のなかで立ち上がろうとする被災者の姿を描いた記事に「涙が止まらなかった」。別の女性は「最前線の皆さんの取材や現地の議員さんをはじめ、数知れない努力が記事になり、国会質問になり、被災者の方々に寄りそった」、と▼他にも九州電力“やらせ”メールのスクープは「実にすばらしい」など、記者が勇気と元気をもらえる声をたくさんいただきました。日本共産党の新聞ならではの一体感。“赤旗記者冥利(みょうり)”に尽きます▼また、感想文には、日刊紙の「発行の危機」を案じての励ましや企画提案も。「赤旗」には数多くの人の願いや思いがたくされている、その発行にたずさわる責任の重さも痛感しました▼講演後、最近、入党したという高齢の女性がほほえみながら話しかけてきました。「がんばってください。みなさんによろしくお伝えください」。その優しいまなざしが、深く心に染みました。





もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp