2011年7月25日(月)「しんぶん赤旗」
国民に対する裏切り
民主マニフェスト「謝罪」 穀田氏が指摘
NHK日曜討論
24日のNHK日曜討論で日本共産党の穀田恵二国対委員長は、民主党の岡田克也幹事長が同党のマニフェストについて実現への見通しが甘かったことを認め謝罪したことについて、「自民党への回帰の姿が明確になった」と述べました。
穀田氏は、民主党が選挙でマニフェストを掲げ、「政治を変えたい」という国民の期待を集めたにもかかわらず、その内容がいいかげんだったと認めたことは「国民に対する裏切りだ」と批判しました。
同時に、沖縄・米軍普天間基地の辺野古「移転」容認や消費税増税など、「マニフェストの中心内容はすでに変えている」と指摘しました。
子ども手当の減額については、「子どもの発達や教育にかかわる予算を政局にからめて取引の材料にするのは不謹慎だ」と強調。民自公の密室協議も批判しました。
穀田氏は、民主党のマニフェストをめぐる混乱などを通して「国民は、今後の政治内容について本当に新しい模索をし、運動を始めると思います」と語りました。
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