2011年7月17日(日)「しんぶん赤旗」

党ボランティア

支援の輪さらに

“バスを” “ポストを”  物資配り要望聞く

岩手県大船渡・陸前高田


 東日本大震災から4カ月余がたち、仮設住宅への入居も始まっていますが避難所生活も続き、がれき撤去の進んでいない地域も残されています。日本共産党は16日から18日までの3日間、支援を強めようとボランティア活動に取り組んでいます。

 16日には、秋田、大阪、和歌山から30人を超える党大震災救援ボランティアが岩手県大船渡、陸前高田両市で物資を配り、住民の要望を聞いて回りました。

 大船渡市の越喜来(おきらい)の仮設住宅ではキュウリや枝豆、トイレットペーパーを届け対話。住民からはボランティアへの感謝の言葉とともに、「ごみ置き場が小さい」「バスが近くまで来てほしい」「郵便ポストが必要」「外付けの水道がほしい」などの要望が寄せられました。

 夫と息子3人でがれきの撤去作業をして生活している女性(63)は「経営していた写真館再開のめどが立たない」と話しました。

 陸前高田市では青空市場での物資販売や浸水住宅の清掃、市の社会福祉協議会のボランティアと協力した支援活動も行いました。

 党東日本大震災現地対策本部の水戸正男事務局長は「救援活動は道半ば。とりわけ被災者の声を聞く活動が大切です。夏に入り新たな支援も必要で、支援の輪をさらに広げたい」と話しています。





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