2011年7月15日(金)「しんぶん赤旗」
米軍ヘリパッド造らせない
沖縄・東村高江 住民が24時間監視
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米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設問題に揺れる沖縄県東村高江に14日、「沖縄を返せ」の歌声が響きました。この日は、沖縄県統一連の緊急呼びかけに応えて沖縄、宜野湾、浦添3市と北谷町の日本共産党議員5人を含む20人が貸し切りバスで駆けつけ、基地は造らせないと訴えました。
ノグチゲラなど希少種の営巣期(3〜6月)に建設工事ができなかった沖縄防衛局が工事再開を公言、緊張が高まっています。深夜でも重機搬入の動きを見せ、住民は24時間の監視体制を余儀なくされています。
初参加の女性(27)=豊見城市=は、1歳半の子どもを保育園に送ってから駆けつけ、「被災地復興が先でしょう。地元の人は毎日、こんな緊張にさらされているのですね」と語ります。
毎週座り込んでいる大宜味村「憲法九条を守る会」からは10人が参加。同会の平良啓子さん(77)は「阻止するまで頑張る」と言います。
ヘリパッドいらない住民の会は「1人でも多くの方に支援していただきたい」と呼びかけています。
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