2011年7月15日(金)「しんぶん赤旗」
オスプレイ 沖縄は拒否
県議会が全会一致決議
沖縄県議会は14日、米国政府が2012年中に狙う垂直離着陸機MV22オスプレイの米海兵隊普天間基地(宜野湾市)への配備計画に反対し、撤回を強く求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。同様の抗議決議や意見書を可決した自治体は、県内ですでに14市町村にのぼっています。
決議は、開発段階から墜落事故が相次ぎ、多数の犠牲者を出しているオスプレイの配備計画について、県民の間で強い不安と怒り、墜落への恐怖の声が上がっていると強調。配備を「一方的に押し付けようとする日米両政府のやり方は、県民が強く望んでいる『一日も早い危険性の除去』に逆行するものであり、断じて許されるものではない」と計画の撤回を強く求めています。
また、米国で実施されているアセスメントを普天間基地で実施するかどうか日本政府が明らかにしていない問題についても「県民の生命と人権を無視した対応は言語道断で到底容認できるものではない」と厳しく批判しています。
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