2011年7月14日(木)「しんぶん赤旗」
ストレッチャーを寄付
東京・高砂自動車労組→共産党仲介→宮城・石巻市立病院
5台とどく
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東日本大震災で被災した宮城県石巻市立病院に13日、簡易医療用ストレッチャー5台が寄付されました。石巻市の日本共産党震災・救援対策センターに、東京都目黒区の高砂自動車労働組合から寄付の申し出があり、それを市立病院につないだ日本共産党の水沢冨士江市議が同行しました。
この日、東京からストレッチャーを運んだのは、同労組の片桐久則さん(68)。片桐さんは高砂自動車で長年、福祉車両運行担当を務めています。「会社でリフト付き福祉車両を購入すると、ストレッチャーが必ずついてきます。車両の代替えでも新しいものがきますが、ふだんは使わないので、いい活用法があればと思っていました。今回、被災地で役立てていただければと思い、組合として会社に提案し、了承を得ました」と話します。
「必要としているところがあれば、一日でも早く」と12日に東京をたった片桐さん。いまは閉鎖されている市立病院前で出迎えた同病院総務課課長補佐の相澤隆司さんらに手渡し、ほっとした表情を見せました。
相澤さんは、「病院の1階が津波の被害を受けたため、いまは仮診療所で診療していますが、できるだけ早く再開したい。再開が決まれば備品などいろいろと、そろえなくてはならない状況なので、こうしたご支援は大変ありがたいです」と笑顔で話しました。