2011年7月13日(水)「しんぶん赤旗」

法務省委託業者のIAカンパニー

業務停止処分を延長

井上議員に報告


写真

(写真)井上哲士参院議員

 法務省は12日、市場化テストにより法務局の登記関連事務を受託しながら、法人登記の虚偽記載や年金保険料のごまかし、残業代不払いなどの法違反を重ね、15日まで3カ月間の業務停止となっていたIAカンパニーに対し、業務停止期間をさらに2カ月間延長することを決定しました。

 日本共産党の井上哲士参院議員に法務省の担当職員が報告しました。

 処分理由として法務省は、前回処分のさいに改善を求めた「コンプライアンス(法令順守)体制の確立や取り組み」について、具体的な取り組みが行われていないことをあげました。さらに、業務停止期間の3度目の延長はないとして、2カ月間で改善しなければさらに踏み込んだ処分を行うとしています。

 同社の違法行為は井上議員が、何度も国会質問でとりあげてきました。井上議員は、法務局の登記関連業務は、国民の財産や権利にかかわる業務で、そもそも市場化テストによる一般競争入札で業者を決めるやり方はふさわしくなく、その落札業者が違法行為を重ねることは二重三重に許されないとして、厳正な処分を行うよう求めてきました。





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