2011年7月10日(日)「しんぶん赤旗」
玄海原発再開許さんばい
佐賀市で緊急の集会・デモ
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佐賀市のまちかど広場で労組や民主団体や幅広い市民団体が共同して9日、「『玄海原発の再稼働は許さんばい!』7・9緊急行動」が行われ集会・デモで市民にアピールしました。
デモには約80人が参加。「原発はやめんば」などの横幕を掲げ「2、3号機の再開をするな」「県民投票で民意を問え」と佐賀県庁まで行進しました。
デモに先立つ集会では、実行委員長の豊島耕一佐賀大学教授(物理学)があいさつ。「玄海町では再開同意が撤回されたが、たたかいはこれから。原発からの撤退をするには、さまざまな団体と市民との共同が必要」と訴えました。
全労連の寺間誠治常任幹事は、九電の「やらせメール」発覚にふれ、「世論操作で全国の原発再稼働の突破口を狙ったたくらみを阻止した」と現地の運動にエールを送りました。
「玄海原発プルサーマル裁判の会」の石丸初美原告団長は、「再稼働させないために手を携え安心を勝ち取るために一緒に頑張りましょう」と決意をのべました。
日本共産党の武藤明美県議は「原発の危険から県民の命と暮らしを守るため、玄海原発の老朽した1号機の廃炉と2号機の中止、3号機のプルサーマル発電を中止させる世論と運動を広げましょう」と呼びかけました。