2011年7月9日(土)「しんぶん赤旗」
独原発全廃法案が成立
ベルリンからの報道によると、ドイツ連邦参議院(上院)は8日、国内にある全原発を2022年までに順次廃止する原子力法改正案を賛成多数で可決しました。6月末の連邦議会(下院)での可決に続くもので、法案は成立しました。
法律では、稼働を凍結していた旧式の原発7基と故障多発で稼働を停止している1基の計8基をそのまま廃止。残る9基については15年、17年、19年に各1基、21年に3基、22年に3基を閉鎖します。
連邦参議院は同日、原発の代替エネルギーとして再生可能エネルギーを促進する再生可能エネルギー発電促進法も可決。再生可能エネルギーの発電量の割合を現在の17%から20年に35%、50年に80%に引き上げます。