2011年7月5日(火)「しんぶん赤旗」
被災者をないがしろ
松本暴言と国会運営 穀田氏が批判
日本共産党の穀田恵二国対委員長は4日、国会内で民主党の安住淳国対委員長と会談した席上、松本龍復興担当相が「知恵を出さないところは助けない」などと発言した問題について、「被災者をないがしろにする許されない発言だ。復興担当大臣としてふさわしくない。国民への謝罪と撤回をまず求める」とのべました。
穀田氏は「被災地の各自治体や諸団体からは、知恵も要望も出されており、対策を遅らせているのは政府のほうだ。政府の責任こそ問われるべきだ」と強調しました。
また会談では、安住氏が、同日行われた民主、自民、公明の3党幹事長会談について報告。不正常な事態をつくったことについて岡田克也幹事長が陳謝し、週内の審議再開で3党が合意したことを説明しました。
これに対して穀田氏は、「わが党は、会期延長以来、国会空転は許されないと批判し、速やかな審議再開を求めてきた」と指摘。その上で、「国会運営にかかわる問題を3党だけで決めて押し付けてくるやり方は認められない。ましてや空転は民主と自民、公明双方に責任がある。全党が出席して協議し、合意にもとづいてすすめるべきだ」とのべました。
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