2011年7月2日(土)「しんぶん赤旗」

諫早開門速やかに

赤嶺・紙両議員が申し入れ


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(写真)高裁判決の速やかな履行を求める(右から)紙、(1人おいて)赤嶺、仁比の3氏=1日、農林水産省

 福岡高裁で昨年12月に出された、有明海の国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防の開門を命じる判決について1日、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、紙智子参院議員が鹿野道彦農林水産相に対し、高裁判決を速やかに履行するよう申し入れました。申し入れには、仁比聡平元参院議員が同席しました。農水省の吉村馨農村振興局長が対応しました。

 吉村局長は「(判決で)国が開門義務を果たすことは確定しており、いささかも変わらない」とのべました。

 発言を受け、赤嶺、紙、仁比の3氏は、開門の具体化が進まない中で、豪雨のたびに大量排水と赤潮発生の不安にさいなまれるなどし、漁業者の間に苦しみと政府への不信感が広がっていることを話しました。

 続けて3氏は、一刻も早い開門の実現のため、鹿野農水相が開門請求権をもつ漁業者に直接、会うことや政治的なイニシアチブを発揮することを求めました。これに対し吉村局長は、「そうしたメッセージを示すことが必要だ」と答えました。

 さらに3氏は、開門の具体的期日や方法などを国が責任をもって関係者に示していくことを迫りました。





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