2011年7月2日(土)「しんぶん赤旗」
築地移転特別委を継続
共産党は賛成 新銀行東京問題も
東京都議会は1日、築地市場移転問題と新銀行東京問題の二つの特別委員会を継続することを決めました。
日本共産党、民主党、生活者ネット・みらい、自治市民の62人が継続調査に賛成。自民党、公明党、創新党の62人が反対して可否同数となり、和田宗春議長の裁決で継続となりました。
採決に先立つ討論で日本共産党の大島よしえ都議は、都が築地市場の移転先とする東京ガス工場跡地(江東区豊洲)の土壌汚染対策で、日本環境学会などの指摘にまともに答えず、液状化と汚染の拡散の調査もせず、現在地再整備案も作成しないことを批判。新銀行問題も「参考人質疑も含め徹底した議論を尽くす必要がある」として、2特別委の継続を求めました。
築地市場の移転問題や、都が1400億円を出資した新銀行の赤字問題は2009年夏の都議選で大争点となりました。日本共産党など築地市場移転や新銀行の継続に反対を掲げた党派が過半数を占めたのを受け、同年9月に設置しました。
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