2011年7月2日(土)「しんぶん赤旗」

オスプレイ配備・辺野古「移設」反対

沖縄各議会 相次ぎ決議


 日米両政府が、米海兵隊垂直離着陸機MV22オスプレイを2012年から米軍普天間基地(宜野湾市)に配備すると一方的に公表し、日米安全保障協議委員会(2プラス2)では名護市辺野古崎に1800メートルのV字形滑走路建設で合意したことに沖縄県内で怒りが広がっています。

 県内では6月末までに、名護、宜野湾両市や那覇市など10市町村議会が、オスプレイ配備や辺野古「移設」に反対・抗議する決議や意見書を可決しました。うち9市町村議会が全会一致です。

 那覇市議会は20日、配備の即時撤回を求める決議と意見書を可決。同市議会は昨年9月にも配備撤回意見書を可決しており、「県内各市町村の配備計画反対の訴えを無視した日本政府の対応も到底容認できない」と抗議しています。

 名護市議会は27日、配備撤回決議と意見書、移設反対決議と意見書の計4本を可決しました。「移設」推進会派「礎の会」ら9人が反対したため、賛成多数での可決となりました。

 日本共産党の具志堅徹市議は、「採決が行われた27日には、沖縄防衛局名護事務所が、仕事もないのに職員を6人から44人に大増員する予定で開所式を行いました。新基地を許さない全県民の総意に応えるために、さらに頑張りたい」と語りました。





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