2011年6月30日(木)「しんぶん赤旗」
避難の中３生も都立高受験可
あぜ上都議に都が答弁
都議会文教委
 （写真）あぜ上三和子都議 |
東京都教育庁は２８日、都内で避難生活をしている中学３年生が住民票を移していなくても都立高校を受験できるようにすると明らかにしました。都議会文教委員会で日本共産党の、あぜ上三和子都議の質問に答えました。
都内の幼稚園、小・中・高等学校、特別支援学校には１２００人以上の被災児童・生徒が通い、うち２３５人が公立中学校に在籍しています（５月１日現在）。福島第１原発周辺の高校の来年度募集が不透明なことや、都立高校の受験資格が都民に限定されていることから、「来春の進学はどうなるのか」と心配の声があがっていました。
あぜ上氏は、被災生徒が都立高校を受験できるよう配慮し、被災生徒受け入れを前提に募集定員も拡大するよう要求。直原裕都立学校教育部長は「被災地から住民票を移すことができないまま都内に避難している中学３年生も応募できることにする」と答えました。
あぜ上氏はまた、塾代補助制度を被災中・高生も対象とすることを要望。東京スポーツ文化館（江東区）で親と離れて避難生活をしている子どもたちが東京にいる間、現在の学校に通い続けられるようにと求めました。
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