2011年6月29日(水)「しんぶん赤旗」
玄海原発の事故対策示せ
吉井議員が質問主意書
日本共産党の吉井英勝衆院議員は27日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の安全性に関する質問主意書を提出しました。
1〜4号機まで中性子の照射による脆性(ぜいせい)劣化に対する健全性の調査結果をはじめ、想定される津波に対する冷却系の安全性、地震動に対する受電鉄塔の強度、原発プラント機器等の故障想定、過酷事故に対する住民の避難計画の内容などを示すよう求めています。
経済産業省は26日に佐賀市で「県民説明会」を非公開で開き、県民代表と原子力安全・保安院の担当者、学識経験者が参加しました。
質問主意書では県民代表の氏名・職業と選考基準、一般の傍聴やマスコミの取材を禁止した理由、質疑の内容、説明会の委託先などを明らかにするよう要求。原子力安全・保安院の担当者が「福島第1原発の事故は地震動に起因するものではない」と述べたとされることについても問いただしています。