2011年6月28日(火)「しんぶん赤旗」
都内避難者支援 拡充へ
党都議団が都に申し入れ
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日本共産党東京都議団は27日、東日本大震災と福島原発事故から3カ月たち、都内に避難している約5000人の被災者に対する支援を改善・拡充するよう、石原慎太郎知事と大原正行教育長に申し入れました。
大山とも子政策調査委員長は、着の身着のままで避難してきた人から寄せられた声を紹介し、「原発事故の収束の見通しも立たないなか、安心できる温かい、血の通った支援を」と強調。▽経済的に大変な被災者に見舞金などを支給し食費・光熱費の負担を軽減する▽都営交通やJR、地下鉄など交通費の負担を軽減する▽被災者を保健師が訪問し、保育所・介護サービスを受けられるようにする▽福島県への一時帰宅にバスを提供する▽旧グランドプリンスホテル赤坂(千代田区)避難者への面会制限をやめる▽就労支援を強める▽民間賃貸住宅での避難者受け入れ要件(家賃月額7万5000円など)の緩和▽来年度都立高入試で被災生徒の受け入れ枠を確保する―ことなどを求めました。
都総務局の堤雅史特命担当部長は「要請は各局に伝える」と答えました。