2011年6月18日(土)「しんぶん赤旗」
中小企業再生へ指針を
金融機能強化法「改正」案 大門議員が質問
参院委
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日本共産党の大門実紀史議員は16日の参院財政金融委員会で、大震災で被災した金融機関を支援するため国が資本参加する金融機能強化法「改正」案について質問しました。
大門氏は、被災した借り手の再建を支えるためにも金融機関による債務免除などの対応は重要になっていると強調。「被災地では先の見通しもたたない状況がある。資本注入の条件を狭めないなど柔軟な対応が必要だ」とただしました。
和田隆志内閣府政務官は「がちがちに言うつもりはない。(金融機関が政府に提出する)経営強化計画にも盛り込んでほしい」と答えました。
大門氏はまた、会社更生法などによらず、債権者と債務者の合意で債務の整理を行う私的整理のガイドラインが検討されていることについて、「中小企業の再生に結びつくような指針をつくってほしい」と求めました。
和田政務官は「被災地の実態を踏まえた対応をしていく」と答弁しました。