2011年6月16日(木)「しんぶん赤旗」
政争の具にするな
穀田氏会見 会期延長問題で指摘
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は15日の記者会見で、国会会期延長、補正予算問題について聞かれ、「被災者が切望する2次補正予算を政権の延命策や政争の道具に使うことは、被災地・被災者を無視したものであり、いかがなものか」と指摘しました。
菅直人首相が「1・5次補正予算」を言い出す一方、自民党などは“2次補正は次期首相で”などと批判しています。
穀田氏は「会期延長というのなら、何のために延長するのかを明らかにすべきだ。被災地にとって必要な対策を打っていくことを基準に考えるべきだ」と指摘。2次補正予算案を編成するのなら、がれき処理、住宅再建支援、二重ローン解消と債務凍結・減免、被災地のインフラ復旧、原発事故の放射能汚染対策、被害の全面賠償・仮払い、自治体が自由に使える交付金などを盛り込むよう求めていくと強調しました。
その上で、会期延長をどうするのかの議論の前提として、補正予算の中身と編成のめどを明らかにすべきだと語りました。
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