2011年6月15日(水)「しんぶん赤旗」

東海第2原発で大内県議ら

津波被災現場を視察

茨城


写真

(写真)東海第2原発の津波で被災した現場を視察する大内県議(左から3人目)と市町村議=14日、茨城県東海村(日本原電撮影)

 茨城県東海村の日本原電東海第2発電所の非常用ディーゼル発電機冷却用の海水ポンプ1台が東日本大震災による津波で被災した問題で、日本共産党の大内久美子県議と市町村議が14日、同発電所を訪れ、被災現場を視察しました。

 原電は被災しなかった残る2台の非常用ディーゼル発電機で必要な電源を確保して原子炉を冷却しましたが、「あわや大惨事」という事態でした。

 この日、原電側は大内県議らに「現在は運転停止中だが、津波が来た場合に福島(第1原発)のような状況になることを避けなければならない。水や電源を確保するなどの緊急の対策をとっている」などと説明。今後は建屋とびらの強化や防潮堤のかさあげなどを検討すると述べました。

 視察を終えた大内県議は「いろいろな対策をとるというが、いずれも小手先の対応だ。安全だという保障はどこにもないと実感した」と話しています。





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