2011年6月11日(土)「しんぶん赤旗」
オスプレイ配備は危険
沖縄知事、防衛相に反対伝える
沖縄県の仲井真弘多知事は10日、防衛省で北沢俊美防衛相と会談し、アメリカが垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを県民が早期返還を求める米軍普天間基地(同県宜野湾市)に配備する方針を明確にしたことについて、「危険な飛行場(普天間基地)に危険な履歴を持つ機材の配備は反対だ」と伝えました。
仲井真氏は北沢防衛相との会談後、「オスプレイは墜落の履歴が何回もあるし、普天間基地は(人口密集地の中にあり)危険だ。さらに危険なものが来るのは県民として受け入れられない」と語りました。
仲井真氏はまた、「オスプレイに関するデータ類をきちんと出してもらいたい。日本政府は(オスプレイ配備に)どういう判断をしたのかわからない。配備時期も『来年遅く』とのことだがはっきりしてほしい」と批判しました。
北沢防衛相からはオスプレイ配備について具体的な説明はなく、「沖縄に行ったときに現在わかっている範囲で話をしたい」などと述べたといいます。
北沢防衛相は12日に沖縄を訪問し、13日に仲井真氏と会談する予定です。
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