2011年6月8日(水)「しんぶん赤旗」
原発ゼロへ緊急行動
来月2日 東京・明治公園
著名9氏よびかけ
東京電力の福島原発事故を契機に広がる原発廃止、エネルギー政策の転換を求める声を大きく結集しようと、「原発ゼロをめざす緊急行動」が7月2日(土)午前11時から、東京・明治公園で開かれます。6日夜、東京都内で実行委員会発足総会が開かれ、行動の成功にむけて個人・団体の賛同を広げることを確認しました。
緊急行動は、著名人9氏がよびかけたもの(別項)。実行委員会の事務局団体は、全日本民医連、全商連、新日本婦人の会、農民連、東京地評、全労連です。
実行委員会発足総会で、小田川義和全労連事務局長は「原発ゼロをめざす運動ののろしをあげる緊急行動・集会」を節に、全国各地で原発ゼロをめざす継続的な運動を広げること、「緊急行動」アピールへの賛同を個人・団体に広げることなどを提案しました。
各団体からは、「事故が起これば制御できない原発を地震列島に置いていいのか。集会だけでなく、各地で原発からの撤退を求める運動を広げたい」(全日本民医連)、「東電に補償を求める要請行動をおこなった福島の農民たちが、共同して参加を広げたいと話している」(農民連)、「提案は原発への不安と関心を高めている青年・学生の関心にこたえたもの。原発ゼロの運動を思い切ってひろげたい」(日本民主青年同盟)など、とりくみの決意が語られました。
労働組合や民主団体が運動で積極的な役割をはたすとともに、従来の集会のイメージを変えて幅広い市民との共同を広げる意見も出されました。
緊急行動は5千人を超える参加をめざし、午前11時からテント(ブース)企画を行い、原発ゼロをめざす行動・運動の交流、放射能や原発問題の「青空教室」、青年・女性の広場、福島原発被害者と連帯する「物産展」など、団体・個人が企画を持ち寄ります。
午後1時からメーン集会を行い、その後、渋谷にむけてパレードします。
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