2011年6月5日(日)「しんぶん赤旗」
「君が代」条例強行に抗議
大阪労連 廃止へ全力と決議
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大阪府の橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」が「君が代」起立強制条例の強行に続いて、府議会定数削減条例の審議抜きの強行採決をしたことに怒りが広がるなか、大阪労連(全大阪労働組合総連合)は4日、第37回評議員会を大阪市北区で開きました。
前代未聞の暴挙に断固抗議し、政治的立場の違いを超えて、反対の一点で広範な府民、教育関係者との共同を広げ、「君が代」条例廃止へ全力で奮闘するとの特別決議を採択、たたかう決意を交わしました。
川辺和宏議長は「憲法違反、民主主義をふみにじるファッショ的暴挙に、大きな共同戦線で橋下府政を府民の手に取り戻すたたかいをすすめていこう」と呼びかけました。
討論では、大教組の評議員が「国旗・国歌法」が成立した際に小渕恵三首相(当時)が「子どもたちの内心にまで立ち入って強制しようという趣旨のものでない」と答弁したのは「今日も生かされなければならない大原則」と指摘。思想・良心の自由を守るために廃止を求めて全力でたたかいたいと表明しました。
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