2011年6月3日(金)「しんぶん赤旗」

被災業者助けたい

地元金融機関 大門議員と懇談

岩手・宮古


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(写真)宮古信用金庫で齋藤理事長(左側手前から2人目)らと懇談する大門議員(右から2人目)=2日、岩手県宮古市

 日本共産党の大門実紀史参院議員は2日、岩手県宮古市を訪れ、地元金融機関と懇談し、被災地の金融機関や中小企業の再建について要望や意見を聞きました。

 宮古信用金庫本店の齋藤浩司理事長は「今回の大震災で被災した中小企業を助けたい」とし、「そのためには二重ローン解消のスキーム(枠組み)を含めた公的支援がどうしても必要」と求めました。

 大門議員は「(二重ローンの)買い取り機構については国会でも議論の中心になっている。早期に実現できるよう頑張っていきたい」と応じました。

 北日本銀行宮古支店では、取扱先の大半が被災した山田町の田山恵一郎支店次長が「何もかも失った方々に早く展望を示してほしい」と要望。松岡直人宮古支店長は「国会から生の声を聞きに来てくれてありがたい」と感想をのべました。

 岩手銀行宮古中央支店では、三浦茂樹支店長と、被災して同支店内で営業する吉田正信宮古支店長が応対しました。

 続いて訪れた宮古商工会議所の廣田司朗専務理事は、震災後に行ったアンケートから「義援金は事業者には出ないが、義援金に代わる何らかの補助金が必要」と地元業者の声を紹介。「融資制度もありがたいが、被災した中小企業には直接の補助をしてもらいたい」と求めました。

 懇談には宮古民主商工会の木村明事務局長が同行しました。





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