2011年5月30日(月)「しんぶん赤旗」

「節電解雇」を許すな

山下氏 非正規の雇用対策を


 日本共産党の山下芳生議員は25日の参院災害対策特別委員会で、節電対策を理由にした労働者の解雇を許さぬよう、政府の対策を求めました。

 政府は、東京電力と東北電力管内で契約電力500キロワット以上の大口需要事業者に対し、7〜9月の間は15%の節電計画策定と実施を義務付けています。

 山下氏は、非正規労働者の雇い止めなど雇用問題が懸念されるとして対策を要求。小宮山洋子厚生労働副大臣の「労使が話し合うよう指導している」との答弁に対し山下氏は、「節電失業などということは絶対にあってはならない」と強調し、責任ある対応を求めました。

 山下氏はまた、夫婦の勤務先が節電対策のために日曜日を勤務日としたため、「日曜日の子どもの保育者がいない」との声が寄せられていることを紹介。保育、学童保育の体制づくりを財政措置もあわせて行うよう迫りました。

 小宮山厚労副大臣は、「国として節電に取り組もうとしているわけで、延長保育や休日保育などの今のスキーム(枠組み)を使うのはもちろんだが、ニーズを踏まえどのような支援が必要か検討したい」と述べました。





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