2011年5月26日(木)「しんぶん赤旗」
子ども・子育て新システム
拙速議論 許されぬ
内閣府前で保育関係者抗議
|
「子ども・子育て新システム」の議論のとりまとめが5月中に狙われています。「公的保育の解体は許さない」と25日、保育関係者が内閣府前で抗議・要請行動をしました。
「幼保一体化」の会合が同日開催されるのに合わせ、内閣府前には「新システムにノー。国は保育に責任を」などと書かれた紙を手にした保育士らが集結し、「拙速な議論は許されません」と同会合に向かう委員にアピールしました。
新システムをめぐる議論は東日本大震災で2カ月中断したにもかかわらず、「(幼稚園と保育所を一体化することは)9割近くまとまった」(内閣府の末松義規副大臣)などと強引に議論がとりまとめられようとしています。
東京・練馬区から駆け付けた保育士の女性(23)は、「新システムになると、子どもの保育時間はバラバラで集団保育はできなくなる。子育て支援とはほど遠く、子どもにシワ寄せをする制度には反対です」と語りました。
■関連キーワード