2011年5月26日(木)「しんぶん赤旗」

原発事故調 独立性と権限が必要

穀田国対委員長が指摘


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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=25日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は25日、国会内で記者会見し、福島原発事故の原因究明のため政府が設置を決めた事故調査・検証委員会について、「独立性、権限という点でおよそ第三者機関とはなりえない」と批判しました。

 穀田氏は事故調査・検証委員会が内閣官房に設置されたことをあげ、「政府の一機関にすぎず、政府が委員の人選も任命もする。これではとても第三者機関とはいえない」と指摘。さらに、「聴取に応じない場合の罰則もなく、強制力のある調査権限もない」として、事故原因の徹底的な調査と検証のためには、独立性と法的権限をもつ調査機関が必要だと強調しました。

 また、菅直人首相がサミットに出発する直前に設置を発表したことについては、「事故調査までサミットでアピールするための政治的パフォーマンスにするという首相の政治姿勢が問題だ」と述べました。





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